Kyoto NHK ESS
Newsletter 2月号 (2006)

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◆2月のプラクティス報告
・2/4  (Hiwatashi san): Telling Funny Stories (Talk)
・2/11 (Sugihara san): Michigan (Talk)
・2/18 (Staff):Sugoroku Talk (Talk)
・2/25 (Staff):Sugoroku Talk Vol.2 (Talk)
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◆2月の出席状況とNew Comer(同姓がいる場合はイニシャルまで)
・2/4  21名  うちNew Comer 2名( Saijo san, Shimizu san) 
・2/11  20名   New Comerなし
・2/18 25名  うちNew Comer 2名(Komatsu san, Takada san)
・2/25 17名   New Comerなし 
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Comment
1.少し前のラウンド・テーブルでprocrastinationという単語について投稿が
ありました。この言葉を辞書で引くと「Procrastination is the thief of
time」ということわざが用例ででてきます。直訳なら「ぐずぐずすることは時間
泥棒である」ですが、日本のことわざでは「思い立ったが吉日」だそうです。
「明日できることは今日やらない」という生活を長い間してきた私としては耳が
痛い限りですが・・・。
こういうことわざなどは、言葉にリズムがあって、口の中でもごもご唱えて、覚
えられるので好きです。英語に限らず、日本語でも5・7・5のリズムのある言
葉は面白いですね。この間、サラリーマン川柳が発表されていましたが、一番に
やりとしてしまったのはこれです。
カーナビは 曲がれと言うが 今は無理
昔、レンタカーを借りて、カーナビの教えるままに素直に「近道」を目指して
行ったら、ものすごく細い道で、しかも、学校帰りの高校生の自転車が一杯、と
いう道に連れ込まれ(まさにそんな感じ)、冷や汗をかいたことがありました。
また、「ネコ川柳」というネコの写真と川柳を組み合わせた本があって、その中
のお気に入りはこれです。
 叱られた けれど反省 いたしません
ネコを飼ったことのある人は、この感覚、よくわかるのではないでしょうか? 
これは余りにも気に入ったので、自分の座右の銘にしちゃおうかというくらいで
した。

2.突然川柳を持ち出して、何の話をしたかったかというと、要するに言葉はリ
ズムだ、ということなのでした。英語の名スピーチといわれるようなものはもち
ろんのこと、学生時代に暗記させられたような日本語の名文でも、やっぱりリズ
ミカルなものが多いですよね。徒然草とか。そういう言葉は、思いもかけない時
に、ふっと浮かんできます。

3.と、ここまで書いて思い出したのですが、ニュージーランドの首都、ウェリ
ントンから1時間ほど北に行ったフェザーストーンという小さな町に日本の歌碑
があります。第二次大戦中、ここに捕虜収容所があったのですが、収容されてい
た日本軍捕虜が暴動を起こし、41名が射殺されるという事件が起こりました。い
ろいろ事情があって、その慰霊碑を建てることが今でもできないでいるのです
が、その代わりに芭蕉の歌碑が立てられたのです。収容所は今はもちろん取り壊
されて、一面ガランと開けた土地になっています。その雰囲気にあまりにもその
歌が似合っていて、折に触れ頭の中にフラッシュバックするようになりました。
意味を英語で説明しようと思っても、なかなか上手く出来ないのですが。
「夏草や つわものどもが 夢の跡」