« 2013-02-16 プラクティス予告 | メイン | 2013-2-23 プラクティス予告 »

2013年01月のニュースレター

京都ESSの皆様

平成25年がスタートしてからあっという間に1か月が過ぎ、節分を迎え、そして早くも立春です。暦の上では春ですが「名ばかり立春」とでも僻みたくなるほど、雪がちらつく寒い日が続きます。「あったか」という言葉がまだまだ恋しい気候ですね。
さて今年はプラクティスで「New-year Resolutions (新年の抱負)」が取り上げられることはありませんでしたが、いつも最新情報に敏感で物事にアグレッシブな皆さんは個々に今年の目標を勿論設定されたことかと思います。自身の年齢に関わらず、目標を立てることや夢を持つことは日々の生活を楽しく過ごす術のひとつですね。今年も目標を持って、楽しく英語を勉強していきたいものです。

【1月5日】

プラクティス: 室田浩司さん

Genre: role-playing game regarding communications between a waiter and guests in restaurant abroad, “Welcome to Chinese restaurant in San Francisco”

参加者: 33名

【1月12日】

新年会

【1月19日】

プラクティス: 山本正廣さん

Genre: Free Talk, “Let’s develop your potential!!”

参加者: 38名

【1月26日】

プラクティス: 杉村和幸さん

Genre: Role playing, “Your recommendation "

参加者: 43名

≪TOPICS≫

 本年度早々、1月19日の山本正廣さんのプラクティスで学んだことは「現実主義に捉われずユーモアを持った柔軟な思考」でした。常に現実的に物事を捉える「オトナ」な感性をもって日常生活を送っている人にとっては、非現実的なものの創造がとても難いことのように感じたのではないでしょうか。瞬発力のある柔軟な思考を持つことがこれほど考え込むものかと、私自身も痛感しました。

それでは今回はこの「ユーモア・センス」をテーマに、2013年1月に話題となった記事を紹介します。

映画『スターウォーズ』に登場する宇宙要塞「デス・スター」を建造して欲しい…一見無謀とも思われる請願が届けられました。その宛先は米政府ホワイトハウス。ホワイトハウスはオバマ政権になってから、”We the People”というオンライン嘆願システムを採用しています。市民の声を積極的に政策に取り入れるための試みで、2万5000人以上の署名を集めた嘆願書についてはホワイトハウス側が正式に返答すると約束しているそうです。そして今回この「デス・スター建設」に対する請願には3万人以上もの署名が為されたため、政府が正式に回答する運びとなったのです。

もちろんこの請願内容は(幸いにも?!)却下されましたが、この「市民の声」に対する米政府ホワイトハウスの回答がユーモア旺盛なこと!私自身カルチャーショックを受けた正真正銘のアメリカ政府からの回答内容の一部を紹介いたします。

その請願書の棄却理由はこのように記載されていました。

「デス・スターの建造には、850,000,000,000,000,000ドル要すると推定されています。政府は赤字を減らするための努力をしているため、これ以上負債を増やす余地はありません。」…その想像を絶する額よりも、想定額をきちんと見積もったアメリカ政府に驚きです!

「政府は惑星を破壊することに支持しません」…ごもっとも!!

「一人乗りの宇宙船(映画主人公が搭乗した宇宙船、Xウイング)に存亡を左右されるような基本的欠陥を有する要塞に、なぜ膨大な税金をつぎ込む必要があるのか。」…ここまで指摘されたら署名をした映画ファンも納得せざるを得ませんね。

映画のストーリーをも踏まえながら市民の声に忠実に、且つ滑稽に向き合うアメリカ政府の姿勢には感心しました。架空の宇宙要塞の実現の可能性について真面目に答えた上、更には今日の宇宙開発におけるオバマ政権の成果も別段落で漏れなく言及されているのです。さすが大国アメリカ!市民の夢も大きければ、政府の器も劣る事無く広く柔軟です。

一見現実味の無いくだらない提案と思うことでも、夢があると思いませんか。そしてそのくだらない事に対して真剣に向き合うことは果たして無駄でしょうか?いいえ、そうとも限りません。どのような見解であっても笑殺せず、とっさにユーモア溢れる返答が出来る人には知的センスを感じずにはいられません。折角私たちは英会話を勉強しているのですから英単語や文法だけに捉われず、ユーモア・センスを兼ねそろえた「お洒落な会話ができるオトナ」の方面にも磨きをかけたいものです。

参考資料: “We the People” – the White House

https://petitions.whitehouse.gov/response/isnt-petition-response-youre-looking

【3 Key-Words from News Letter of this month】

1. 請願書、申し立て書: petition
2. 惑星を破裂する: blowing up planets
3. ユーモア: humor  ※スペルにご注意を!

京都ESS スタッフ
小寺裕子

About

2013年02月12日 11:04に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「2013-02-16 プラクティス予告」です。

次の投稿は「2013-2-23 プラクティス予告」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type